「うちの猫はあればあるだけ食べてしまう食いしん坊猫だ」
「うちの猫は逆に少食で食べ残すことも多い」
このように、猫によって食べる量や食欲に違いがあるため、
「一体1日に何回食事を与えるのが正解なのか分からない…」と、
悩んでいる飼い主さんは多いです。
では、結局何回食事を与えたら良いのか?
猫カフェで働いていた僕の経験や知識をもとに導き出されたのは、
「食事回数は多い方がいい」という回答です。
理想的な1日の猫の食事回数は
最低でも2回。可能ならば、3回か4回がベストです。
今回は、なぜ食事回数は多いほうがいいのか、
その理由と猫の食事回数を増やす方法を説明したいと思います。
この記事を読むことで、
理想的な猫の食事回数がなぜ2回~4回なのか、
その理由を知ることができます。
そして、愛猫が健康で長生きするために、
最も重要と言っても過言ではない「食事」についての理解を
より深めることができるようになるでしょう。
【1日に飼い猫にフードを与える回数】
あるサイトによるアンケート調査の結果、
1日に飼い猫にフードを与える回数は、
下記のとおりとなったと報告されていました。
Q.愛猫にフードを与える回数は1日何回ですか?
1回 8.5%
2回 52.6%
3回 21/8%
4回以上 17%
二人に一人は1日2回しかフードを与えていないということ。[/char]
【なぜ1日2回の人が多いのか?】
これはズバリ、犬の食性が一つの理由です。
猫よりも家畜化やペットとして飼われ始めたのが早かった犬の飼い方(食性)が
そのまま習慣化してしまっているからです。
また、昼間家を空けることの多い人間側の都合
というのももう一つの理由となります。
【猫の食事回数は多い方がいい理由】
理由①:猫は少量頻回の食性を持つ動物だから
猫の祖先であるリビアヤマネコは、
小鳥やネズミなどの小動物を捕食していました。
小動物個々のカロリーは非常に低いため、
一日に10~20頭程度を捕まえて食べていたようです。
つまりは、一度に大量にカロリーを摂取していたわけではなく、
一日にちょっとずつ食事をしてこまめにカロリーを摂取していたと言えます。
これは当然ながら現代の猫にも当てはまるので、
猫の食性を考えると、食事は数回に分けて
与えるほうが適切と考えるのが妥当でしょう。
また、猫の胃は小さいためまとめ食いには適しません。
僕が飼っている猫がそうなんですが、
一度にたくさん食べてしまうと、
ウエッて吐き出すことがあります。
他の飼い主さんもそういう経験があるのではないでしょうか。
猫の祖先の食性、猫の身体の仕組みから考えても
やはりちょこちょこ食いが猫には合っているわけです。
理由②:肥満を避けるため
一度にたくさん食べたり、空腹の時間が長く続いた状態で食事したりした場合、
血糖値が急激に上昇し、インスリンが大量に分泌されます。
その結果、余分な糖は脂肪に変えて蓄積されるため、
それを繰り返していくと肥満の原因となります。
肥満はあらゆる疾病の元となるので、
肥満を避けるためにもちょこちょこ食いが推奨されるわけです。
【猫の食事回数を増やすには】
では、ちょこちょこ食いを実行するには、
どうしたらいいのか?
導き出される一つの答えとしては、
自動給餌器です!
自動給餌器とは
ペットフードをタイマーで自動給餌できる装置のこと
これ1台置いておくだけで、日々の生活はもちろんのこと、
どうしても猫を置いて長期間留守にしなければならなくなった場合でも
エサやりの心配をする必要がなくなります。
こちらのサイトに自動給餌器のおすすめ人気ランキングが載っていたので、
リンクを貼っておきます
⇒【徹底比較】自動給餌器のおすすめ人気ランキング19選【カメラ付きも!】
まとめ
以上、猫の食事回数は多いほうがいい理由と、
猫の食事回数を増やす方法でした。
■猫の食事回数は多いほうがいい理由
⇒猫の食性や身体の仕組みに合っているから
■猫の食事回数を増やす方法
⇒自動給餌器を使う
飼い猫の食性や身体に合わせて、適切な回数で食事を与えてあげましょう。
この記事があなたのお役に立てたなら嬉しく思います。
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